マネー、著作権、愛

創作、学習、書評など

スタジオジブリが作品を無償提供!! タダより安いものはない?

スタジオジブリが 「千と千尋の神隠し」や「崖の上のポニョ」などの 画像を無償で提供し始めた。 使用条件は一つだけ。 「常識の範囲でご自由にお使いください。」 ●今月から、スタジオジブリ作品の場面写真の提供を開始します http://www.ghibli.jp/info/01…

お疲れさまでした。

安倍晋三氏が総理大臣のバトンを次の人に引き継いだ。 安倍総理といえば、 「ダウンロード違法化」にストップをかけたことが思い出される。 それまで、ごく一部の人をのぞき、 著作権法に大きな関心のある政治家はいなかった。 官僚がまとめた著作権法の改正…

その武器は、正しい武器ですか?

コロナのせいか、イライラしている人が多いようだ。 ワイドショーで、SNSで、デモで、 誰かが誰かを批判している。 あなたが心を込めて作った小説、音楽、漫画などの作品が、 誰かに批判された場合について考えてみよう。 「この表現が稚拙だ。下手くそだ」 …

著作権法の穴は埋まったのか?

今回は、1年ほど前に書いた記事の続きだ。 以前テーマにした「著作権制度の欠陥」について、 もうすぐ大きなルール改正がある。 その内容を簡単に説明しておこう。 著作権制度の欠陥 以前の記事で、著作権に関する「契約」をテーマにしたことがある。 その…

犬将軍とSDGs

日本人は海外の人に評価されるのが大好きだ。 特に明治以降は欧米の白人に認められることが無上の喜びになった。 だから、いつも欧米をお手本だと考えてしまう。 コロナウイルス対策でも、 台湾やニュージーランドなど近所に素晴らしいお手本があるのに、 わ…

テレビ局 VS 文化庁 VS 規制改革推進会議 大混戦のゆくえは・・?(7)

ここまでのまとめ ここまでの話をまとめる。 ・著作権の世界では、放送とインターネットは別物。 ・テレビ番組を作るとき 権利者に「放送させてください」と言って許可とっても ネットに流すなら「ネットでも流させてください」と 別に許可をとらないといけ…

テレビ局 VS 文化庁 VS 規制改革推進会議 大混戦のゆくえは・・?(6)

今回はテレビ局の立場から考えよう。 テレビ局(NHKと在京キー5局)は今回の議論では 「放送と同時に行うネット配信等を放送と同じ扱いにしてほしい」 と要望している。 これには、どんな狙いがあるのだろうか? テレビ局の危機感 言うまでもないが「放送局…

テレビ局 VS 文化庁 VS 規制改革推進会議 大混戦のゆくえは・・?(5)

今回は、文化庁の立場で考えよう。 テレビをめぐる著作権の問題について、議論がつづいている。 全体的には文化庁が「わるもの扱い」されているような雰囲気で進んでいる。 「インターネットの世界に進出しようとするテレビ局の要望を ぜんぜん聞き入れよう…

テレビ局 VS 文化庁 VS 規制改革推進会議 大混戦のゆくえは・・?(4)

前回までの記事で基本的な部分を解説した。 ・「放送」と「インターネット」は、 著作権的には全く別物として扱われている。 ・著作権の世界には「権利者」と「利用者」しかいない。 その違いを意識することが大切。 今回は、放送局の立場から「権利者」と「…

テレビ局 VS 文化庁 VS 規制改革推進会議 大混戦のゆくえは・・?(3)

テレビ局が 「放送とインターネット(同時配信等)を同じ扱いにしてほしい!」 と主張している。 それに対して文化庁が 「そんなことはできない」 と対抗している。 この話をちゃんと理解するには、 著作権の中でもかなり面倒くさい部分の理解が必要になる。…

テレビ局 VS 文化庁 VS 規制改革推進会議 大混戦のゆくえは・・?(2)

前回は、テレビ局が 「放送とインターネット(同時配信等)を同じ扱いにしてほしい!」 と主張している様子を紹介した。 今回は著作権的に「放送」と「インターネット」がどう違うのか? について基本的なところを解説したい。 法律の条文を使って説明すると…

テレビ局 VS 文化庁 VS 規制改革推進会議 大混戦のゆくえは・・?(1)

政府の「規制改革推進会議」という場で、 テレビ局(東京キー局とNHK)と文化庁が 著作権法の改正をめぐって激しくぶつかっている。 そこへ推進会議側や政治家も参戦し、大混戦になってきた。 もしテレビ局の主張が通れば、著作権の大変革となる。 今回はそ…

ウィズコロナ? アゲインストコロナでしょ!

多くの人がコロナとの戦いを諦めはじめた。 当初は強い警戒感を見せていた東京都知事も、 経済界からの要請に抵抗しきれなかったようだ。 「東京アラート」を解除し「ウィズコロナ」とか言い出した。 ウィズコロナ? いつからコロナは我々の友達になったのだ…

精神と時の部屋で何を修行する?

コロナウイルスによって自宅にいる時間が増えた。 部屋に閉じこもって読書やゲームをしていても、 リア充の人から後ろ指さされることもなくなった。 自分と向き合う機会が増えた。 今は自粛緩和の流れにあるようだが、 いずれ第2波、第3波は来ると言われて…

コロナ下の世界で文化芸術を守る意味はあるのか?

以前の記事に書いたとおり、 コロナウイルスとの戦いは長期戦になりそうだ。 台湾やニュージーランドなどのように 「短期集中決戦」でコロナをやっつけて、 後はのびのびと生活する選択肢もあったはずだが、 日本人は違う意思決定をした。 生活を緩めたり締…

そろそろ認めよう。あれはヤラセ番組だと。

恋愛リアリティーショー『テラスハウス』に出演していた 木村花さんが亡くなった。 ご冥福をお祈りします。 番組内で「意地の悪い女」として描かれたせいで、 SNS上で誹謗中傷が飛び交い、 そのために自殺することになったのだと言われている。 本当の原因は…

AI漫画「ぱいどん」に著作権はあるのか?

「人工知能が作った漫画『ぱいどん』に著作権はあるの?」 こんな質問があったので、簡単に答えておきたい。 『ぱいどん』 漫画の神様・手塚治虫さんの❝新作❞漫画をAIの力で生み出そう! というプロジェクトから生まれたのが『ぱいどん』だ。 今なら前後編…

パクリならNG! オマージュならOKか?(簡略版)

この時期、家にこもって創作活動にはげんでいる人も多いと思う。 小説も漫画も音楽もゲームも、 読んだり聞いたりするより、自分で生み出す方が楽しい。 生みの苦しみも、楽しみの一つだ。 創作活動の初心者は、まずは人マネから始めるのが普通だ。 文化とい…

村上春樹ファンの皆さん、朗報です!

コロナウイルスとの戦いは長期化、持久戦になる気配が濃厚だ。 でも戦いを長引かせるのは避けたい。 命と経済の両方を救うためにも、戦争は短い方がいい。 少しでも早く終わらせるため、家にいよう。 中国、台湾やニュージーランドの例を見れば分かるように…

英雄になるのは義務ではない

One World: Together At Home コロナと戦う医療関係者を称え支援するために オンライン上のチャリティーライブ 「One World: Together At Home」が実施された。 レディー・ガガを中心とした世界的アーティストたちが 自宅から世界中の医療関係者へエールを送…

コロナ時代のテレビ番組 短期予測

外出できないこの時期、 「家でテレビを見る以外やることがない」 という人も多いと思う。 でも、テレビ局も新作番組のストックがそろそろ無くなりそうだ。 テレビ局は制作班を2班に分けるなど工夫をしながら 番組制作を続けている。 「報道番組」や「情報…

コロナウイルスはSDGsを嘲笑うのか?

人類はコロナウイルス相手に瀬戸際の戦いを続けている。 医療関係者、政府機関、専門家、 生活を支えるキーワーカーの方々が必死で頑張っている。 それ以外の人間ができるのは、家にいることだ。 「在宅」。 これが、頑張る彼らへの最大の応援になる。 家に…

コロナウイルスは移民問題を解決するのか?

コロナウイルスの猛威が止まらない。 社会の価値観も大きく変わろうとしている。 華やかなパーティーに出てSNSに上げていた 「リア充」の皆さん! これを機に、生き方を見直そう。 大切な人を守るために家で過ごそう。 家で本を読む方が、かっこいい。 そん…

コロナウイルスは英語を滅ぼすのか?

人類とコロナウイルスとの戦いが続いている。 残念ながら長期戦になりそうな気配だ。 日本では「和牛券」を配る案に批判が殺到したり、 舞台芸術を中心とした文化を支える人に補償金を求める声が あがったりしている。 日本にとって、畜産農家と舞台芸術家の…

巣ごもり読書の時代が到来!

コロナウイルスが荒れ狂っている。 イベントの自粛要請も続く。 その上、花粉のシーズンだ。 外出できない・・ でも大丈夫。 僕らには本がある。 家に閉じこもって読書をする良い機会だ。 春は、巣ごもり読書を楽しもう! 固め読み どんな本を読もう? 目に…

ダウンロード違法化ついに法改正へ!でも、気にしないでいい。

文化庁の勝利!(?) 世間を騒がせた「ダウンロード違法化問題」。 改正法案が国会に提出された。 文化庁の執念が実ったのだ! ●「海賊版」対策 強化決定…著作権法改正案 ダウンロード規制 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200310-OYT1T50387/ この法…

「文化の盗用」が大流行!! 未来の議論を過去から予習する(4)

「文化の盗用だ!」とネット上で大炎上させる手法が流行っている。 しかしこれは、昔から続く議論の続きだ。 ネット上の浅はかな大騒ぎではなく、 「フォークロア、つまり民族の文化をどう守っていくのか?」 という大きなテーマで国際政治の場で真剣に話し…

JASRAC vs 音楽教室の話題をクールに語る方法

「文化の盗用」の連載は1回お休みして、 今回はJASRACと音楽教室の話をしたい。 JASRACの勝利 JASRAC(日本音楽著作権協会・ジャスラック)と ヤマハ音楽教室等を中心とした「音楽教育を守る会」が 裁判で戦っていたが、 その第1ラウンドとなる東京地裁で…

「文化の盗用」が大流行!! 未来の議論を過去から予習する(3)

「文化の盗用だ!」と言って 人や企業を非難することが流行っている。 目新しい動きのように見えるが、 実はこの議論は何十年も前から続いているものの焼き直しだ。 世界知的所有権機関(WIPO=ワイポ)を舞台にして、 国際政治の場でさまざまな意見がでてき…

「文化の盗用」が大流行!! 未来の議論を過去から予習する(2)

前回の記事では「文化の盗用」が ネット上で非常に攻撃力の強い流行語になっていること、 でもその言葉の意味は曖昧で、 文化の盗用とそうでないものを見分けることが難しいことを解説した。 今回は、この議論のそもそもの始まりである1950~60年代ま…