マネー、著作権、愛

創作、学習、書評など

肖像

死者に思いを。

おけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 「死者の権利」について この1年を振り返ると、 「亡くなった人の情報の扱い」について 注目の集まることが多かったと感じる。 京都アニメーションの放火殺人事件では、 被害にあった方の実…

今、肖像権が熱い!

肖像権の円卓会議 肖像権についての勉強会に参加してきた。 いや~、熱い会だった。 「肖像権ガイドライン円卓会議 ー デジタルアーカイブの未来をつくる」 http://digitalarchivejapan.org/3661 主催は「デジタルアーカイブ学会」。 日本中にある歴史、伝統…

能年玲奈さんの名前は誰のもの? 肖像権の深淵に挑む(5)

ここまでは、肖像権や人の顔を中心に解説してきたが、 今回は人間を表すそれ以外の要素についても浅く広く考えてみよう。 能年玲奈の決起集会 最近、ヤマダ君の気分が晴れない。 ブログ「Mr.ヤマダのカスミウォッチ!」に有村架純さんの記事を 毎日更新して…

整形アイドルの顔は誰のもの? 肖像権の深淵に挑む(4)

おさらい ここまで3週にわたって肖像権について見てきたが、 簡単におさらいしておこう。 まとめると、以下だ。 ・肖像権について定めた法律は無い。 ・肖像権は、あいまいな権利。 だからこそ「私には肖像権がある!」と強く主張する人もいるので、 注意が…

タレントの本やグッズを勝手に発売しても大丈夫なのか? 肖像権の深淵に挑む(3)

「肖像権」は、 「肖像権」と「パブリシティ権」の2つの権利に分けられる。 今回は「パブリシティ権」の方について説明しよう。 スズキ君の異変 最近、スズキ君の様子がおかしい。 ヤマダ君と2人で有村架純さんについて語り合っているときも、 何だか身が…

自分の顔が勝手にネットにのせられた場合、訴えたら勝てるのか? 肖像権の深淵に挑む(2)

前回の記事では「肖像権」と一言でいっても、 「肖像権」と「パブリシティ権」の2つの権利に分けられることを 説明した。 今回は「肖像権」の方についての判断基準、 つまり「肖像権で訴えた場合に勝てるかどうか」の基準について 解説したい。 ヤマダ君の…

タレントの写真を本人に無断で使って良いのか? 肖像権の深淵に挑む(1)

自分の好きなタレントの顔写真を、 タレント本人(もしくは所属事務所)の許可なく勝手に使った場合、 問題はあるのだろうか? 今回はこの疑問に答えたい。 ファンがブログで使う場合 ヤマダ君という人物を想像してほしい。 彼は女優・有村架純さんの大ファ…

日本の文化を強くしよう。

あけましておめでとございます。 昨年の12月の記事では、 マンガ『ONE PIECE』の制作体制や、著作権の管理のあり方について扱った。 www.money-copyright-love.com すると、先日放送されたテレビ番組『ホンマでっか!?TV』で、 尾田栄一郎氏の自宅とアト…

スパイダーマン VS モンキー・D・ルフィ 日米2大ヒーローの対決に完全決着!(3)

先週までは、スパイダーマンとルフィを題材として 日米のコミックヒーローを比較した。 大きな違いは2つ。 1つ目は、「作品が誰のものか?」という点。 日本では、マンガの著作権はマンガ家個人のものだが、 アメリカでは、会社が組織として権利を管理する…

スパイダーマン VS モンキー・D・ルフィ 日米2大ヒーローの対決に完全決着!(2)

今回は、ルフィがスパイダーマンンに勝てない理由の 2つ目を説明したい。 マーベル映画の勢い マーベル社のコミックを原作としたハリウッド映画の勢いが止まらない。 『アイアンマン』、『キャプテン・アメリカ』、 『マイティ・ソー』、『インクレディブル…

スパイダーマン VS モンキー・D・ルフィ 日米2大ヒーローの対決に完全決着!(1)

スパイダーマン VS モンキー・D・ルフィ 今回は、スパイダーマンと『ONE PIECE』のルフィ、 どちらが強いのか?について考えたい。 スパイダーマンは、 マーベル社のコミック『アメイジング・スパイダーマン』から生まれた キャラクターだ。 冴えない高校生…